NAS
ReadyNASの暗号化を解除して復旧する方法
暗号化されているNetGear ReadyNAS RAID6(500GB×4) を、キーを使用して暗号化を解除する
手順をご紹介します。
事前にNASでボリュームを暗号化した際に作成した解除キーを用意して下さい。
※暗号化解除機能を持つのは、復旧天使Professionalのみです。
復旧天使Standard、Stanadrd RAIDでは対応できません。
[目次]
・作業環境
・作業手順
1.RAID構成ディスクを作業用PCに接続する
2.復旧天使をインストールして起動する
3.作業を開始する
4.LUKS暗号化解除を選択する
5.解除キーを入力する
6.暗号化が解除されたRAIDボリュームを確認する
7.データを確認する
[作業環境]
作業用PC:Windows PC
接続方法:SATAケーブル
使用ソフト:復旧天使Professional(Windows)
[作業手順]
1.NAS本体からRAID構成ディスクを取り出し、作業用PCにRAID構成ディスクを全て接続
します。
2.復旧天使Professional(Windows)を作業用PCにインストールして起動します。
RAID構成ディスクが正常であれば、ソフトウェアが自動でRAIDパラメータを読み取り、
復旧天使Professionalを起動した段階で仮想RAIDボリュームを作成します。
※作成された仮想RAIDのパーティションは暗号化されているため「不明なパーティション」
として表示されます。
※自動で仮想RAIDが作成されない場合は、暗号化を解除することはできません。
3.RAIDボリュームの「不明なパーティション」を右クリックしてコンテキストメニューから
「暗号化ストレージの復号化」を選択します。
※メニューアイコンから選択することもできます。
4.接続したディスクの中からソフトウェアがLUKSの情報を検知した場合は、通常の暗号化
解除の方法に加えてLUKSに対応した解除の選択画面が表示されます。
この表示が出た場合は「LUKSメタデータを使用」を選択します。
5.「暗号化解除パスワードを指定」画面が表示されたら、用意しておいた解除キーのファイル
をテキストで開いてコピー(Ctrl+C)し、パスワード入力欄に貼り付け(Ctrl+V)た後「OK」
ボタンをクリックします。
※エンコードはデフォルト設定で構いません。
6.暗号化が解除され、起動画面の「接続されたストレージ」の下に新たに暗号化を解除した
仮想RAIDのボリュームが追加されます。
暗号化が解除されていますので、仮想RAIDのパーティションはファイルシステムの形式で
表示されます。
7.パーティションをダブルクリックすると、エクスプローラタブが開いてフォルダやファイル
が表示されます。
データが正常に表示されていることを確認できれば、暗号化解除の作業は完了です。