NAS
HDL-GTR RAID5の削除データをネットワーク経由で復旧する
LANDISK HDL-GTR RAID5のデータを削除した場合に、ディスクを取り出さずにネットワーク
経由で復旧する手順についてご説明します。
[目次]
・作業環境
・作業手順
1.復旧天使をダウンロードする
2.エージェントファイルをインストールする
3.復旧天使を起動する
4.管理者パスワードを入力する
5.RAIDボリュームを選択する
6.スキャンを開始する
7.データを確認する
8.データを保存する
[作業環境]
作業用PC:Windows PC
接続方法:ネットワーク接続
使用ソフト:ネットワークストレージ復旧 for IODATA
[作業手順]
1. 復旧作業に使用するコンピュータを1台用意して、復旧天使Webサイトより「ネットワーク
ストレージ復旧 for IODATA」の体験版をダウンロードしインストールします。
※インストール環境はWindowsのみです。
2.IODATA HDL-GTRのデータ復旧作業をネットワーク経由で行うために、HDL-GTRの一部
領域にエージェントファイルをインストールします。
Magical Finder等からWeb管理者ページにアクセスし、ファームウェアアップデートの要領
で以下のエージェントファイルを指定します。
C:\Program Files\復旧天使\manual\iodata-g-series-install.agent
※エージェントファイルをインストールするために、NASの再起動が発生します。
※HDL-XRの場合は、エージェントファイルは自動でインストールされます。
3.NASが再起動したら「ネットワークストレージ復旧 for IODATA」を起動し、復旧対象の
NASを選択して次へ進みます。
※NASが表示されない場合は「更新」ボタンをクリックして表示されるか確認して下さい。
※NASの再起動が完了しない間は、画面に表示されません。
※Magical FinderにNASが表示されないと、ネットワーク経由で復旧作業を行うことはでき
ません。
4.パスワード入力画面が表示されたら、管理者パスワードを入力します。
※データ保護のため、共有フォルダへのアクセスを制限することをお勧めします。
5.「接続」をクリックすると自動で仮想RAIDボリュームが作成され、ファイルシステム
ボリュームやストレージデイバス画面が表示されます。
表示されているRAIDボリュームから復旧対象ボリュームを選択して次へ進みます。
6.「スキャン設定」画面で拡張子別スキャンを実行するか選択し「スキャン開始」をクリック
します。チェックを入れない場合は詳細スキャンのみを行います。
※ネットワーク経由でのスキャンは、ディスクの状態や容量によっては数日かかる場合が
あります。
7.スキャンが完了するとエクスプローラ画面が開いてスキャン結果が表示されますので、表示
されたスキャン結果の中から、復旧するデータを確認します。
8.復旧したいデータがあれば、フォルダやファイルにチェックを入れて保存します。データを
確認して正常に開けば作業完了です。