メディアの修理ではなく、保存されていたデータをファイルとして抽出するサービスです。
障害の発生しているハードディスクを例に、データ復旧サービスをご案内致します。
ハードディスクは、主に4つのパーツ「1.モーター」「2.ヘッド」「3.プラッタ」「4.基板」で構成されています。正常に動かなくなるのも、このどこかの部品が損傷したり、保存されているデータ領域が損傷することによって障害が発生します。ヘッドやモーターが故障した場合、ディスクを分解してパーツを交換するため、重度物理障害となります。
データはプラッタに保存される
ドライブ情報とは、ディスクがデータを保存するための位置のさらに前の領域や、チップ等に保存されているディスクドライブ特有の情報です。
「Service Area」ともよばれ、ディスク固有の製品番号やモデル情報、容量などの情報が格納されており、この部分を読み込むことで、初めてディスクとして認識されます。
「Seagate Barracuda 7200.11シリーズ」や「WesternDigital」のHDDでは、ディスクのモデル名が認識できなかったり、容量0MBと表示される障害が多く発生します。
このようなドライブ情報の損傷は、同型HDDのドライブ情報を参照して修復したり、ヘッド交換により読み込みを再度行うなど、専門の技術と設備が必要であり、誤った修正を行うと二度と認識できなくなります。
障害ハードディスクが認識できる状態になったら、障害ディスク上のデータ領域から、すべてのデータコードを正常なディスクへコピーします。これはWindows等のOSから見るファイル単位のコピーではなく、クローンコピーとなり、データが入っていないブロックもすべてコピーする方式です。
ディスクイメージは、正常なディスクに障害メディアのデータがまるまると保存された状態です。
このディスクには機械的な損傷はありませんので、何度でもアクセスすることができます。
WindowsなどのOSからパーティションが見えなかったり、データ領域が損傷している場合は、このクローンディスクに対してスキャンや修復を行い、今度はお客様の希望データをファイル単位で、別のメディアの抽出します。
ここで初めてお客様のデータの整合性(開く・開かない)が確認できるようになります。
LIVEDATAでは、より安全に、より確実に、複数回の工程を通して、整合性の高いデータを、可能な限り早く復旧できるように作業しています。データの復旧サービス(ご相談や診断、お見積もりなど)の詳細は復旧サービスのページからご確認ください。