ハードディスクのデータ復旧

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部品別・障害内容の詳細

ハードディスクは大きく分けて、4つのパーツに分類されます。
故障したときの状況、症状から、障害部品の特定が可能であり、
障害部位によって復旧の可能性と費用、復旧までの時間がある程度判断できます。

モーターは回転していますか?
ジジジジッと大きな音がする場合は、モーターが故障しています。

モーター不良(転倒、衝撃、ロック等)

モーター不良は難易度が高い障害ですが、
メディア面の損傷が少ないケースが多く、
高い復旧率を見込めます。

ハードディスクのモーターは一部のモデルを除いて、壊れにくい部類の部品です。ディスクの転倒や落下などにより、モーターがロックしてしまう場合を除いては、急にモーターが壊れることはそれほどありません。ただ、障害発生時には回転しなかったり、大きな音がするため、かなり悪そうだと驚かれるかもしれませんが、復旧率からみれば高い部類の障害です。データ復旧において一番重要なのはプラッタの傷であり、故障発生後も電源を入れ続けたり、再起動を繰り返すことによって状態が悪化します。モーターの不良は、ディスクの状態を悪化させるユーザの作業自体ができなくなるため、故障時の状態が維持され、結果復旧の可能性の高い障害となります。

この障害の対応方法

モーターは、ハードディスクのボディと一体になっているため、多くのモデルはプラッターの移植を行うことで、モーターの交換を行います。プラッターの移植にはヘッドの取り外しも含まれますので、ヘッド交換以上の技術が必要です。

また、モデルによってはスピンドルモータのみを取り外して復旧することもできますが、これは技術のある一部の会社のみが可能な復旧方法です。

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